正直に言います。
僕は最初、「結婚相談所なんてどこに入っても同じだろ」と思っていました。違いがあるとしたら、料金とカウンセラーの相性くらいだろうと。そんな程度の理解で、のんきに相談所を検索していました。
しかし、調べ始めて数日後。ある事実を知って、手が止まりました。
相談所が所属する「グループ(連盟)」が違うだけで、出会える相手のリストが、まるごと別物になる。
「……え、それ入会前に知っておかないと詰むやつじゃないか?」
慌てて全連盟を調べ直しました。候補にしていた相談所のうち、一つは会員数が約1.5万人の小規模連盟でした。もし何も知らないまま「家から近い」という理由だけでそこに入っていたら——会いたいと思える人が、一人もいない状況になっていたかもしれない。
その恐怖を、今でも鮮明に覚えています。
きっかけは、音声SNSのルームで婚活中だと話していた友人M君でした。M君の話を聞いて結婚相談所を調べ始め、連盟の仕組みに気づいた。あの会話がなかったら、僕は今ごろ「なんで会える人が少ないんだろう」と首をひねりながら、別の連盟で迷子になっていたかもしれません。
この記事は、僕が入会前に必死で調べた「連盟の仕組み」と、537件申し込み・48人とお見合いした実録から見えた「連盟選びの本質」を全部話します。難しい話は一切しません。ただし、これを知らずに入会すると、後から取り返しがつかない。それだけは最初に言っておきます。
そもそも「連盟」とは何か。デパートのポイントカードで考えると一発で理解できる
難しい説明はしません。
結婚相談所の業界には、相談所が所属する「グループ」があります。これが「連盟」です。
同じグループ(連盟)に入っている相談所どうしは、お互いの会員データベースを共有して、お相手を探せます。しかし、グループが違うと、データベースは完全に別物。どれだけ素敵な人がいても、連盟が違うだけで、物理的に会うことができません。
デパートのポイントカードで考えると一発でわかる。
三越のカードを持っていても、伊勢丹ではポイントが使えない。同じ「デパート」でも、ネットワークが別だから。連盟もこれと同じです。
三越カード = IBJ加盟の相談所
伊勢丹カード = TMS加盟の相談所
高島屋カード = BIU加盟の相談所
どのカード(相談所)を選ぶかで、「出会える相手」が決まってしまう。
これを入会後に知った人間がどうなるか、想像してみてください。婚活仲間の話で「いいな」と思う人がいても、連盟が違うだけで申し込みすら届かない。その「壁の存在」を、僕は事前に知っておけたことに、今でも心から安堵しています。
主要連盟の会員数を正直に比較する。この数字で入会後の景色が変わる
現在、日本の主要な結婚相談所連盟は実質5つです。
なお、「良縁ネット(Rnet)」という連盟が検索に引っかかることがありますが、これは2023年8月にTMSに吸収合併されてすでに消滅しています。ネット上に古い情報が大量に残っているので注意してください。
| 連盟名 | 会員数の目安 | 加盟相談所数 | 主要エリア |
| IBJ(日本結婚相談所連盟) | 約10万名超 | 約4,777社 | 全国 |
| TMS(全国結婚相談事業者連盟) | 約84,752名※ | 約1,300社 | 全国 |
| JBA(日本結婚相談協会) | 約70,000名 | 約231社 | 西日本 |
| BIU(日本ブライダル連盟) | 約52,000〜66,000名 | 約1,600社 | 関東・中部 |
| NNR(日本仲人連盟) | 約14,000〜15,000名 | 約750〜850社 | 関東 |
※TMS+CONNECT-ship合算(2025年6月時点)。関東エリアだけで約36,369名と最多。TMSはSCRUMと呼ばれる独自のデータベースシステムを運用しており、CONNECT-shipとの連携で全国規模の会員にアクセスできます。
IBJとNNRを比べると、会員数に約7倍の差があります。
「10万人いるから大丈夫」は大間違いだった
ここで実体験を正直に話します。
IBJに入って、最初の申し込みを始めた時。「10万人もいるなら、すぐ会えるだろう」と思っていました。
甘かった。
年齢・居住地・職業・価値観・年収……。自分の希望条件で絞り込むと、10万人という数字はみるみる縮みます。「この人に会いたい」と思える相手を探して、申し込んで、断られて——を繰り返した結果、僕が会えたのは537件申し込んで48人でした。
成立率にすると約7%です。
この数字、低いと思いますか?これでも、業界平均(約6.6%)より上なんです。
つまり、分母が小さい連盟に入っていたら——100件申し込んで2〜3人しか会えない、という計算になります。それでは、自分に何が足りないのかを判断する「データ」すら集まらない。
母数の絶対量が、婚活の「スピード」を決める。これが、537件申し込んで実感した現実です。
「連盟をまたぐ共有DB」という抜け道の正体
ここで少し複雑な話をします。
「CONNECT-ship」と「SCRUM」という、複数の連盟をまたいでデータベースを共有する仕組みがあります。たとえばNNR(約1.5万人)に加盟している相談所でも、CONNECT-ship経由で最大約5.5万人の情報にアクセスできるケースがあります。
「じゃあどの連盟でも同じじゃないか?」と思うかもしれません。
違います。
この共有DBを使えるかどうかは相談所によって異なります。使える相談所もあれば、使えない相談所もある。入会前に必ず確認が必要です。さらに、共有DB経由で会える人数を加算しても、IBJの10万名には届きません。
「分かりやすい大きい場所」で戦う方が、シンプルに強い。これが結論です。
「IBJとTMS両方使える相談所」の落とし穴
婚活仲間のM君から聞いた話で、知っておいてほしいことがあります。
IBJとTMSの両方に加盟している相談所が、一定数存在します。1つの相談所に入るだけで、両方のデータベースが使えるケース。一見お得に見えます。
ただし、構造を正確に理解してください。
IBJだけ加盟の相談所 → IBJ会員(約10万名)にしか会えない TMSだけ加盟の相談所 → TMS会員にしか会えない 両方加盟の相談所 → 両方使える。ただし料金が上乗せになるケースがある
「両方使えるなら、多少高くても元が取れるんじゃないか?」
正直に言います。微妙です。
料金を余分に払って両方のデータベースにアクセスできたとして、自分の希望条件で絞り込んだ後に「出会いが劇的に増えたか」というと、そうでもない。IBJだけで10万名いる中で、条件に合う人を探し切れていない段階で「TMS分も欲しい」と言っても、焼け石に水になりやすい。
コウの本音はシンプルです。
IBJ一択で、問題ありません。
余分なコストを払うより、IBJの申し込み枠を増やして、プロフィール写真に投資して、デートの質を上げる。その方が、成婚への近道です。
なぜIBJを選んだか。正直に言うと「怖かっただけ」です
格好いい理由は何もありません。
「連盟が違うと出会える人が変わる」と知った時、僕は単純に怖くなりました。時間もお金も、有限です。30代という年齢を使って婚活をする以上、「会いたい人がいない」という最悪の事態だけは避けたかった。
だから、一番大きいところを選びました。それだけです。
「同じIBJ内なら、相談所を変えてもやり直せる」という発見
連盟の仕組みを調べていて、もう一つ気が楽になったことがあります。
同じIBJ加盟の相談所なら、引っ越しても、相談所を変えても、活動データを持ち越せる。
「今の相談所のカウンセラーと合わなかったらどうしよう」「一度入ったら後戻りできない気がして怖い」——そういう不安が、この事実を知った瞬間に消えました。
連盟の仕組みを知らないと、絶対に気づかないメリットです。入会前に「もしもの選択肢」が見えていると、気持ちの余裕がまったく違います。
連盟の次に確認すること。「月の申し込み上限」で成婚速度が変わる
連盟を決めたら、次に必ず確認してほしいことがあります。
「月に何件、申し込めますか?」
これを聞かずに入会している人が、驚くほど多い。
多くの相談所では、月の申し込み件数に上限があります。「月30件まで」という相談所の場合、成立率4〜7%で計算すると、月に1〜2人と会えれば良い方です。
1〜2人。1ヶ月で。
これでは、自分の立ち位置すら分からないまま、時間だけが消えていきます。「なんで成果が出ないのか」の原因も、データが少なすぎて分析できない。
僕が「月100件」という数字にこだわった理由
僕がウェルスマを選んだ決め手の一つが、月100件の申し込み枠でした。
100件あれば、こういう配分ができます。
50件:自分のスペックに近い層(着実なマッチングを狙う) 30件:少し背伸びした層(自分の市場価値を測る)
20件:完全なチャレンジ枠(ノーリスクで試す)
婚活は、申し込みながらデータを集めて、少しずつ修正していくゲームです。申し込み枠が少ない場所では、このPDCAが最初から回せません。
「月30件の相談所で頑張ります」と言うのは、「弾が30発しかないのに、1,000人の敵と戦います」と言っているのと同じです。
連盟と母数を確保したら、最後は「カウンセラーの質」で決まる
同じIBJ加盟の相談所でも、カウンセラーの質には天と地の差があります。これは入会してから気づいても、もう遅い。
僕が「連盟の次に」重視した条件は、たった2つです。
①月々の費用が、精神的に無理なく続けられるか
婚活は長期戦になることがあります。月会費が高いと、「早く元を取らなきゃ」という焦りが生まれて判断が狂います。焦った婚活が、うまくいった試しがない。
②自分の戦略を否定せず、冷静にアドバイスをくれる担当者か
「誠実にしていれば大丈夫ですよ」だけのカウンセラーは、婚活の役に立ちません。なぜ断られたのか。何を変えればいいのか。それを一緒に言語化してくれる人が、本当に必要な伴走者です。
「誠実にしていれば大丈夫ですよ」だけのカウンセラーは、婚活の役に立ちません。なぜ断られたのか。何を変えればいいのか。それを一緒に言語化してくれる人が、本当に必要な伴走者です。
オンライン完結型を選んだ、正直な理由
店舗型の相談所は、建物の家賃・スタッフの人件費・内装コストが、月会費に上乗せされています。
はっきり言います。IBJのデータベースは全国共通です。ウェルスマで入っても、有名な店舗型相談所で入っても、会えるお相手は同じ。変わるのは「自分が払うコスト」だけです。
差額を、プロフィール写真の撮影代・デート代・自分磨きに回す。これが、コスパで考える30代男性の正解です。
FAQ:連盟選びで迷ったら読んでください
- 「CONNECT-ship」加盟の相談所なら、IBJと同じくらい会えますか?
-
CONNECT-ship経由で最大約5.5万人にアクセスできるケースがあります。ただし、IBJの10万名超と比べると会員の絶対数に差があります。希望条件が絞られるほど、その差がじわじわ出てきます。「アクセスできる人数」だけでなく、「自分の希望条件に合う人が何人いるか」を必ず入会前に確認してください。
- IBJとTMSの両方に加盟している相談所は、入る価値がありますか?
-
正直、微妙です。料金が上乗せになるケースがある一方で、希望条件で絞り込んだ後に「出会いが劇的に増えた」と感じられるかどうかは不透明です。IBJだけで10万名の母数がある以上、まずはその中で申し込み件数を最大化する方が効率的です。両連盟加盟を検討するなら「追加コストを払う具体的なメリットが自分にあるか」を、入会前に数字ベースで確認してください。
- 入会前に「自分に合った人が何人いるか」を確認できますか?
-
できます。無料相談の場で「私の希望条件(年齢・居住地・職業など)で、今登録している方は何人ですか?」と、具体的に聞いてください。この質問に対して数字で答えられない相談所、あるいはごまかして話を変える相談所は、信頼性に疑問があります。全体の「10万人」という数字より、「あなたにとっての対象者が何人か」の方が、100倍重要です。
- 検索すると「良縁ネット」という連盟が出てくるのですが?
-
2023年8月にTMSに吸収合併されて、すでに消滅しています。ネット上に古い記事が大量に残っているため混乱しますが、現在は存在しない連盟です。この種の古い情報に引っ張られて判断を誤らないよう、情報の鮮度には常に気をつけてください。
まとめ:「どこに入るか」より「何を確認してから入るか」が全てだった
整理します。
自分の希望条件に合う人が、実際に何人いるか数字で確認する
月何件まで申し込めるか。最低でも50件、できれば100件
長期戦になっても精神的・金銭的に続けられるか
僕が537件申し込めたのは、この順番で選んだからです。
婚活仲間から「思ったより会える人が少ない」「希望に合う人が全然いない」という話を何度か聞きました。そういう人たちは全員、最初の「連盟選び」で何かを間違えていました。
戦略は、正しい場所に立って初めて機能します。どれだけ良いプロフィールを書いても、どれだけ準備しても、会える人がいない場所では意味がない。
まず、正しい場所を選んでください。
「母数を確保して、戦略的に動きたい」あなたへ
IBJ加盟(会員10万名超)・月100件申し込み可能・オンライン完結。店舗を持たない分だけ固定費が低く、浮いたコストを自分磨きに回せます。仕事で忙しく、自分のペースで合理的に動きたい30代男性に最も合っている相談所です。

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