IBJ(日本結婚相談所連盟)のルールブックには、待ち合わせの「10分前集合」が推奨されています。
もちろんマナーとして正解です。しかし、48人とお見合いをして成婚した僕が辿り着いた結論は、少し違います。
「10分前に到着した時点ですでに、敗色濃厚な戦いがある」
実は、多くの男性が「10分前ルール」を律儀に守る一方で、お相手を待つ間の「表情」や「心の余裕」までは準備できていません。夏なら汗だくのまま、冬なら凍えながら、慌ただしく合流する……。これでは、会話が始まる前に「余裕のない人」という印象を与えてしまいます。
僕が実践したのは、さらに5分早い「15分前到着」という戦略です。
今回は、公式マナーを単に守る段階を卒業し、お相手に最高の安心感と「また会いたい」という余韻を感じてもらうための、僕なりの「おもてなし思考・5つの習慣」を公開します。150戦の婚活を戦い抜いた僕が、現場で磨き上げた「選ばれる男の振る舞い」を、具体的にお話しします。
この記事から得られること(ベネフィット)
実際にIBJ(日本結婚相談所連盟)で48人とお見合いし、成婚を掴み取った僕が、現場で磨き上げた「選ばれる人の習慣」を凝縮しました。この記事を読むことで、以下のメリットが得られます。
「また会いたい」と言われる、おもてなしの正体がわかる
単なるマナー遵守を超え、お相手が「この人といると安心する」と感じる心理的メカニズムを解説します。
堅苦しいIBJルールを「最強の武器」に変える視点が身につく
形式的なルールを「戦略的なおもてなし」として活用し、他者と圧倒的な差をつける方法を伝授します。
48戦の失敗から学んだ、お見合いの「致命的なミス」を回避できる技術
僕が実際に経験した失敗談(動線のミスや会話の停滞)を共有することで、あなたが同じ過ちを繰り返すリスクを最小限に抑えます。
明日のお見合いからすぐに使える「5つのチェックリスト」が手に入る
到着時間から去り際の所作まで、具体的かつ即効性のあるアクションプランを把握できます。
婚活は、ちょっとした意識や行動の差で結果が大きく変わります。この記事を読むことで、「相手に選ばれる婚活」に必要な視点と習慣が具体的に分かります。
【15分前到着】自分自身の「環境」を支配する
僕は常にお見合いの15分前には現地に到着していました。
待ち合わせ場所で他のお見合いカップルを観察していると、驚くほど「その後の成否」が予測できてしまいます。
「現場のリアル(敗因)」: スマホで漫画を読んでいる、スーツがヨレヨレ、汗だくで疲弊した表情……。
「勝ち筋の振る舞い」: 新調したスーツに身を包み、背筋を伸ばして待ち、お相手のプロフィールを最終確認している。
到着してからの15分間、僕はただ待っているわけではありません。
まず、トイレの鏡の前で「笑顔のセルフチェック」と「清潔感(眉毛・肩のフケ・靴)」を徹底的に確認します。その後、直前の5分間でプロフィールを読み込み、共通点や質問したいことを脳内で最終シミュレーション(イメトレ)します。
IBJでは当日、スマホでプロフィールを見ながら話すのはマナー違反です。この「デジタルを離れた5分間の最終ロード」が、お相手との会話の深さを決める決定打になるのです。
【合流の瞬間】「京王プラザホテル」でのエスコート実録
新宿の京王プラザホテルは、週末ともなれば数十組のお見合いが行われる「激戦区」です。
〒160-8330 東京都新宿区西新宿2丁目2−1
段取りの共有(肉付け): ラウンジ「デュエット」などは混雑時、入り口の番号札を取って待つスタイルです。合流時に「すでに番号札を取っています。あと〇組なので、あちらのソファで座って話しましょうか」と言えるかどうか。この「数分の立ち話」を回避させる配慮が、ヒールの女性には何よりの救いになります。
第一声の魔法: 「〇〇さん、初めまして!今日はお会いできるのを楽しみにしていました」と、自分から名乗り、笑顔で目を合わせる。これだけで「この人は私を歓迎してくれている」という安心感を与えます。
【失敗談】「椿屋珈琲 新宿茶寮」の入り口の罠
ここは僕が最も反省している場所です。新宿駅近で便利ですが、地下と1階に入り口があり、初見では非常に迷いやすい。
教訓(肉付け): お相手に「新宿茶寮の入り口のところで」とだけ伝えると、別の入り口で待たせてしまうリスクがあります。「階段下のサンプルがある方の入り口にいます」など、具体的な目印を添えてメッセージを送るのが正解です。「お相手の体力を1ミリも削らない」のがスマートな男の役割です。
【注文から会話】面接にしない「肯定」と「変化球」
着席直後の注文時こそ、その後の空気感を決める「アイスブレイク」のチャンスです。
注文時の相槌: お相手が迷っていたら「ここのシフォンケーキ、有名らしいですよ」と助け舟を出したり、注文が決まったら「それ、僕も迷いました!」と肯定する。「何を選ぶか」さえも、会話のラリーにする感覚です。
会話のトリガーを引く: 質問が1問1答(面接)になったら、「プロフィール写真の背景」に注目してください。「その写真、緑が綺麗ですね。どこかの公園ですか?」といった変化球は、お相手がリラックスして「自分の好きなこと」を話し出すきっかけになります。
【お会計と解散】「感謝」を形にするスマートな去り際
IBJのルールではお茶代は男性負担です。 これを「義務」と捉えるか、「感謝の表現」と捉えるかで、あなたの表情は変わります。お相手は今日のために、時間をかけて化粧をし、服を選び、はるばる会場まで来てくれました。その見えない努力に対する「ありがとうございます」の気持ちを込めて、スマートに支払います。
お会計の所作: 店員さんに対しても、感謝を込めた丁寧な態度を見せること。女性はこうした「自分(お相手)以外への接し方」から、あなたの素の性格や器の大きさを冷静に観察しています。
帰り道の余韻: 京王プラザホテルから新宿駅までの道のりのように、少し距離がある場合がポイントです。あえて「駅までご一緒しましょうか?」と許可を取るのではなく、自然な流れでお見合いの続きを楽しみながら一緒に歩き出します。
ヒールへの配慮: 歩く速度は必ずお相手(特にヒール)のペースに合わせます。もしお相手が早めに解散したい雰囲気を感じ取ったら、その場でスマートに別れる。この「深追いしない余裕」と「自然体」が、お相手の心に心地よい余韻を残し、「また会いたい」という返事へと繋がるのです。
よくある質問(FAQ)
- 15分前は早すぎませんか? 待ち合わせ場所で気まずくなりませんか?
-
早すぎることはありません。むしろ、その5分が「心の余裕」を作ります。 お相手と鉢合わせるのが心配なら、ホテルのロビーの少し離れた場所で待機し、5分前になったら指定の待ち合わせ場所へ移動すればOKです。「ギリギリに駆け込んで汗をかいている姿」を見せるより、落ち着いて迎える方が、お相手に与える安心感は数百倍大きいです。
- 会話が盛り上がらなかった時も、男性がお茶代を全額払うべきですか?
-
はい、IBJのルールでもありますし、何より「感謝の対価」としてスマートに支払いましょう。 「楽しめなかったから損をした」と考えるのではなく、「自分に時間を割いてくれたお相手への敬意」として支払うのが成婚者のマナーです。店員さんの前で少しでも躊躇する姿を見せると、それまでの努力がすべて台無しになるリスクがあるからです。
- お相手が遅刻してきた場合、どう対応するのが「おもてなし」ですか?
-
笑顔で「大丈夫ですよ、僕も今着いたところですから」と安心させてあげるのが正解です。 お相手は申し訳ない気持ちでいっぱいです。そこで不機嫌な顔を見せず、一瞬でその不安を取り除いてあげること自体が、最高のおもてなし。その懐の深さに、お相手は「この人なら安心できる」と強く惹かれるようになります。
- プロフィールの内容を暗記するのが大変です。コツはありますか?
-
全部覚えようとせず、3つの「キーワード」に絞って脳内ロードしてください。 「仕事の内容」「出身地や住まい」「写真に写っているもの(ペットや風景)」の3点だけで十分です。5分前のイメトレで「この3つだけは今日深掘りしよう」と決めておくだけで、会話の迷いが消え、相手を深く知ろうとする誠実さが伝わります。
結論|作法とは「お相手を想う心」が自然に表れたもの
「明るくハキハキ、終始にこやかに、お相手の良い面を見つける」 言葉にするのは簡単ですが、48戦すべてでこれを徹底するのは、僕にとっても大きな挑戦でした。
最初から完璧にできたわけではありません。 うまくいかなかったお見合いの帰り道、一人で反省し、「次はもっとこうしてみよう」と改善を繰り返す日々でした。そうした試行錯誤の末に、お相手への「おもてなし」の精神が、少しずつ、自然な振る舞いとして身についていったのだと感じています。
お見合いの作法は、決して相手をコントロールするためのテクニックではありません。 「今日という一時間を、少しでも楽しく過ごしてほしい」という、あなたのお相手を想う心そのものです。
その温かな配慮が伝わったとき、お相手の心に「また会いたい」という小さな灯(ともしび)が灯ります。
今回ご紹介した「おもてなし思考」は、選ばれるための土台となる“考え方”です。これを具体的な行動に落とし込むための「戦略」も併せて確認し、あなただけの成婚ルートを切り拓いてください。




コメント